図書館に限らず、本を書架に並べると、背表紙がズラッと並んだ威圧的な雰囲気が出来上がります。しかし利用者を呼び込むため、特に学校図書館では、堅い・暗い雰囲気を解消するために展示・掲示には工夫を凝らします。 この本は、展示のなかでも、本を展示する際のテクニックを惜しげもなく開陳したものです。展示する本の中身にあわせて、その本の性格や内容をいかに損なわず、かつ多くの子どもたちに手にとってもらうような魅力的なビジュアルをどう作るか、について本の展示に特化した本は類書がありません。 本の展示テクニックについては、書店の展示や、ディスプレイの展示・掲示テクニックの本で少しだけ紹介されているものを参考にしてきた方々が多いと思いますので、待望の本とも言えるでしょう。 図書館での年間活動にそって、12か月のイメージにあわせた本のディスプレイ例をカラーで収録しています。展示前と展示後の見映えの変化を掲載しているので実行に移しやすいでしょう。テーブル一面を使用した展示から棚の上の空きスペースの飾りつけまで収録して、実用的です。 さらにポップや展示パネル、展示にそえる小物などの作り方、おすすめの本リスト、すぐ使えるイラスト、季節のイメージも収録しています。 目次 本とのめぐりあい...それは小さな奇跡 4 ディスプレイQ&A 7 この本を、きっかけに、そしてヒントにしてくださいね 9 4月・5月のとびら 10 4月・5月の本 11 4月のイメージ 12 5月のイメージ 13 楽しくBefore&After 14 POP&パネルの作り方 16 小物職人になりましょう 18 作ってみましょう 4月・5月 20 (2ヶ月毎に繰り返して12ヶ月分を紹介します) おわりに 82 全国学校図書館協議会Webサイトの紹介ページはこちら
9月号の特集は「特別支援教育と学校図書館」です。特別支援学校の学校図書館活動や読書指導の実践事例が、バランスよく集められています。特別支援学級での事例を含め、障害種別に取組みを掲載した充実した内容です。 巻頭の総論を読むまで、まったく知らなかったのですが、障害に「種別」があり、それによって学校が分かれていること、養護学校はさらに細分化されていることなど、目からうろこです。もちろん、盲学校、聾学校、ということばは知っていましたが、今回の特集を読むと、現在の学校現場では、障害に応じた取組みに、きめ細かい対応が要求されていることがうかがえます。学校図書館活動や読書指導の分野でも同じことが言えるのでしょう。 学校図書館の研究誌ですから、もう少し色々な資料(メディア)についての記事が多ければよかったです。資料については各記事に散見されますが、デイジーだけでなく、他の資料についても詳しくほしかったです。 ほぼ10年ぶりの特集だそうで。もう少し間を縮めたほうが…。
8月号の特集は、「読書へ誘う手法」として、読み聞かせ、ブックトーク、読書へのアニマシオン、読書会、パネルシアター・ペープサート、リテラチャーサークル、6つの読書活動を紹介しています。実践事例が中心ですが、理論的な部分も理解できるよう各記事に記述が配慮されています。 読書指導を展開するために、はじめてこれらの活動に取り組む先生がたから、すでにバリバリ取り組んでいる方まで、通読できる内容だと思います。執筆者も各活動で1冊単行本を上梓するぐらいの先生がたなので、コンパクトに記述をまとめているだけに物足りなさも感じますが、導入や再確認として今回の特集は使えるでしょう。 文部科学省のホームページで「学校図書館司書教諭講習」の実施要項がアップされています。
これは毎年、官報で告示されているもので、本日告示されたもようです。全国の大学を中心に、概ね7月下旬から8月一杯にかけて講習が行われます。受講生の募集期間は6月一杯が多いと思いますので、申込むかたはお早めに。実施機関は以下のとおりです。 【講習実施大学・機関】 ▽北海道教育大学、弘前大学、岩手大学、宮城教育大学、秋田大学、山形大学、福島大学、筑波大学、宇都宮大学、群馬大学、聖学院大学、千葉大学、千葉敬愛短期大学、放送大学、東京学芸大学、横浜国立大学、新潟大学、上越教育大学、富山大学、金沢大学、福井大学、山梨大学、信州大学、岐阜大学、静岡大学、愛知教育大学、三重大学、滋賀大学、京都教育大学、大阪教育大学、大阪市教育委員会、奈良教育大学、和歌山大学、鳥取大学、島根県教育委員会、広島大学、山口県教育委員会、鳴門教育大学、香川大学、愛媛大学、高知大学、福岡教育大学、福岡県教育委員会、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学 文部科学省の実施要項はこちら 文部科学省が毎年やっている学校図書館の全国調査の結果が、文科省のホームページに公表されています。司書教諭や学校司書の配置状況、小・中学校の図書整備状況などのデータが細かく集計されています。
→平成20年度「学校図書館の現状に関する調査」結果について(文部科学省の報道発表のページへ) |
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