絵本のブックリストは数多く出版されていますが、著者本人の主観が入ったブックリストはあまり話題にならないことがほとんどだと思います。 本書は、『絵本フォーラム』という雑誌に掲載された絵本の書評100編のうち、41編を収録したもの。紹介されているものが、ほとんどがロングセラーというべき作品なので、著者の主観については、読み手によって評価が分かれるかと思います。 しかし、できるだけ客観的な評価と紹介を主とするブックリストよりは、読んでいて退屈はしないし、子どもにこれだけは読んでほしいというものよりも、大人になってもこういう読み方ができる、という提案として読めます。また、できるだけ子どもの心に寄り添った作品の読み方も好感が持てます。 「大人が自分の本として絵本を読む」これは著者が言っていることですが、大人が感動できない絵本を子どもにすすめることの矛盾を指摘している気がします。絵本は子どもの本と一般的にとらえてしまいがちですが、大人の心にも響く作品が多いことを本書は伝えています。 * コメント *
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