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文部科学省が2007年度から設置している「子どもの読書サポーターズ会議」が9月30日、これまでの審議を『これからの学校図書館の活用の在り方等について(審議経過報告)』として発表しました。
同報告は、(1)学校図書館の位置付けと機能・役割、(2)学校図書館をめぐる状況、(3)これからの学校図書館に求められる課題、(4)学校図書館の活用高度化に向けた視点と推進方策、の4章からなっており、「さらに審議を深める」としています。 当ブログで紹介した広報リーフレットに続き、会議の成果が公表されたことに素直に共感を覚えます。見栄えのいいホームページや前述のリーフレット、そして今回の審議経過報告と、文部科学省の取組の姿勢がうかがえます。 内容的には、これまでの経過と学校図書館をめぐる動向についての論点整理が大半、といった感がぬぐえませんが、「学習・情報センター」「読書センター」機能の具体化や教育活動(学習指導)に学校図書館を活用することが今後のありかたである、ということを強調しており、一般的イメージである「本の館」からの脱却しようとしていることはわかります。また、「学校司書」が頻出し、役割の重要性をうたっており、「専門職」の必要性を述べています。そして司書教諭の発令も含め、学校図書館の専門的知識をもった人材の配置が書かれています。人の配置の記述としては、細かい部分まで踏み込んで書かれたものだと思います。 学校図書館の方向性についてまとめた文科省の報告書は、学校図書館の機能として「学習・情報センター」「読書センター」の方向性を提案した、1995年の「児童生徒の読書に関する調査研究協力者会議」の報告以来でしょう。その間「子どもの読書活動の推進に関する法律」「文字・活字文化振興法」など学校図書館の環境整備については、様々な動きがありましたが、これからの学校図書館の教育的機能についてはほとんど議論されていなかったのではないでしょうか。それを考えるとほぼ10年を経過した今、この報告書が出されたことについて、もっと関心がもたれてもいい気がします。 報告書は「子ども読書サポーターズ会議」のホームページで公開されています。 * コメント *
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