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毎日新聞社と全国学校図書館協議会が毎年行っている「学校読書調査」が10月27日の毎日新聞紙上で発表されています。
今回で第54回を数え、半世紀以上にわたって子どもの読書実態を調査し続けていることについては驚嘆に値します。今年のトピックはずばり、記事の見出しのとおり「小・中学生の読書量が過去最高」「浸透してきたケータイ小説」でしょう。 実際に小・中学生が1か月間で何冊読んでいるかというと、小学生11.4冊、中学生3.9冊、高校生1.5冊だそうです。「活字離れ」がさけばれ、危機感がもたれた10年前に比べると、小・中学生の読書冊数は確実に右肩あがりです。しかし、全く本を読まない「不読者」は昨年と同じ割合らしく、読む子どもと読まない子どもの2極化がさらに進んでいることがわかります。 また雑誌の読書量も中・高校生で過去最低となるなど、雑誌の低迷は大人の世界だけではないことがうかがえます。 昨年の調査でも少し注目されていましたが、ケータイ小説の認知度は、小学生が45%と半数に満たない以外、中・高校生は8割以上が知っています。これは携帯電話で読むか書籍で読むかは限定していないので、ジャンルとしての認知度ですが、それでも明らかな調査結果に一ジャンルとして認識されていることがうかがえるのではないでしょうか。 さらに、男女でみるとやはり女子のほうが男子の2倍以上の割合でケータイ小説を読んでおり、「ケータイ小説は大半が恋愛もの」という分析もうなずけます。 ただ携帯電話でケータイ小説を読むということのイメージについては、実際に読んでいる子どもとそうでない子どもでは、使い勝手のイメージにも差があることが表れており、携帯電話を使いこなすことの差とも言えるのではとも思われます。 とにかくも「ケータイ小説」は今のところ、携帯電話というメディアから成り立つ出版ジャンルということを考えると、極めて特殊なものだと思います。ジャンルとして言っていいのかどうか微妙ですし、書籍化してしまえば、普通の小説です。むしろ問題にされているのは、読者との新しい距離感から成立する文体や過激といわれる内容が注目されているからではないでしょうか。しかし多分、小・中・高校生にとっては、いわゆる古典などと作品は同列なのかも知れませんが。 調査結果は、毎日新聞のWebサイトでいつまで見ることができるかわかりませんが、紙面掲載分の記事が2部構成でアップされています。 学校読書調査→その1、その2 * コメント *
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