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もうすでにブームが去ってしまったかのように言われている「ケータイ小説」ですが、古典と呼ばれる近代以降の文学作品にふれるきっかけになっているようです。
ケータイ小説サイトの「おりおん」では、「ポケットに名作を!ケータイ文学」として、夏目漱石「こころ」や太宰治「人間失格」が携帯電話で読めるように公開しています。この中からアクセス数の多いものが、出版社のゴマブックスから単行本化されるしくみになっているようです。 PCでサイトから作品にアクセスできるので、一読してみると、携帯電話の体裁で読む形、つまり横書きの改行が多用された体裁です。単行本も横書きだそうです。 もちろん違和感を感じますが、読者の読み方が変わり、読むツールが多様化していくなかでも読まれ続ける作品であることを考えると、ケータイ小説として刊行されることが、時代を超えた内容の普遍性と文学としての完成度をあらためて再認識させるきっかけになっているとも感じました。 また、アクセス数が多いものから単行本になるということは、携帯電話で読むだけにとどまらずに本を手にとるということを示しているだろうと考えます。ケータイ小説がいわゆる読書のきっかけとしての役割を果たしているのではないでしょうか * コメント *
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